隼人瓜 徳島産

ハヤトウリはメキシコ南部から南米北部にかけての熱帯アメリカが原産とされるウリ科ハヤトウリ属のつる性植物になる実です。

日本には1917(大正6)年に最初に鹿児島に持ち込まれ栽培が広まったため薩摩隼人の瓜という意味で隼人瓜と呼ばれるようになりました。

ハヤトウリは生のものは少し苦味がありますが、塩でもむなどすればなくなります。また加熱調理したものはクセがほとんどなく、それ自体の味は感じず料理自体の味に包まれ食感だけとなります。

細切りにすればシャキした食感、そこそこ厚みを持たせればコリコリした食感が味わえます。

アメリカなどでは、ハヤトウリの中をくり貫いて器状にし、その中に果肉と挽肉などを詰めてグラタンに仕上げたり、茹でたものを潰してタルタルソースのようにして食べたりもするようです。そのほか、肉料理や魚料理の付けあわせとして煮た物が添えられる事も多いようです。