トレビーゾ 福岡産

イタリアで作られてきたトレビーゾと呼ばれる品種です。トレビスやチコリと同じ仲間のキク科の野菜です。

本場イタリアの産地では晩秋に大きく生育した株を一旦土から根ごと引き抜き、それをコンテナにびっしりと根を下にして立てた状態で詰め、年間通じて一定の温度の湧き水に浸した状態で数週間更に水耕栽培されます。それを余分な外葉を取り除いて、新たに伸びてきた芯の部分だけを食用として出荷されます。

日本で作られたものは環境も違うので、国内では少し違った栽培方法がとられているようです。主な方法は大きく生育したトレビーゾを根とともに引き抜き、そのまま詰めるのではなく、葉を根元から数センチ残して刈り取り、その根元を並べて遮光した中で軟白栽培されます。

生ではそのままサラダにして、美味しいオリーブオイルと塩があれば間違いありません。バルサミコ酢やオレンジなどの柑橘類にもよく合います。

縦方向に何等分かに切り分け、それをグリルするのもシンプルで美味しい食べ方。少し焼き目をつけるようにして、しっとりとしたところにオイルをかけていただきます。肉料理などの付け合わせに。甘みが増し、また違う美味しさが味わえます。