天王寺かぶら 大阪産

「天王寺かぶ」は江戸時代から栽培されているかぶで、「なにわの伝統野菜」にも認定されています。大阪府の天王寺地区が発祥とされ、関西を中心におもに西日本で生産されています。

皮は白くやや平たい丸形で、直径は10cmほどと大きめ。葉は丸葉と、切れ込みのある葉の2つの系統があり、肉質はきめ細かくて甘味があるのが特徴です。葉もやわらかくて風味がよく、かぶと一緒に漬け物にすると美味です。

緻密できめ細かい肉質の天王寺かぶは、漬物はもちろん加熱してもおいしく食べられます。煮物やカブラ蒸しなどのほか、スープの具材にしたり、鶏肉や白身魚などとホワイトソースで煮込んで洋風に調理してもよいでしょう。すりおろして使うカブラ蒸しは、胃腸が弱っているときにもおすすめです。