三度豆(インゲン豆)熊本産

 

インゲンは南米が原産で、日本には江戸時代に隠元禅師がもたらしたといわれ、その名を付けたそうです。また、関西では一年に三度収穫できることから“さんどまめ”とも呼ばれています。もともとは完熟した「いんげん豆」自体を食べていたようですが、今では主に若取りしたものをさやごと食べるので「さやいんげん」といいます。

一昔前はサヤインゲンは固い筋があり、茹でてもこの筋が口に残るので、下ごしらえの時には必ず両端からプチっと折って筋を取っていましたが、今日の物は品種改良が進み、ほとんど筋は取らなくても気にならない位になっています。

サヤインゲンは茹でた後の緑の色合い、歯ざわりを活かし、長いまま使ったり人参など他の彩り野菜と共に細かく刻んだりして使います。