シークァーサー 沖縄産
シークワーサーは沖縄から台湾にかけて自生しているミカン科の果実で、標準和名はヒラミレモン(平実レモン)とされ、シークワーサーという名称は沖縄での呼び名です。沖縄の方言では「シー」がすっぱい物、「クヮーサー」は食べさせるものや食べ物を指しているそうです。もともとが方言のため、その発音の表記が様々見られ、シクワサー、シークワーサー、シークワーシャーなどと書かれていたりします。
シークワーサーの果実の大きさは3~4cm程でカボスほどですが、温州みかんのような扁平な形をしています。通常は青切りと呼ばれる、未熟な青い状態のものが収穫され、これはレモンのようなさわやかな酸味があり、ジュースや料理の酸味付けなどに使われています。また、完熟したものは果皮が黄色くなり、糖度も上がって甘酸っぱいものとなります。