つる紫の花 徳島産

 

つるむらさきは、ツルムラサキ科・ツルムラサキ属のつる性植物の総称です。名前の通り、茎やつるが紫色をしているのが特徴です。

江戸時代の書物によれば、元は観葉植物、あるいは、紫色の染料として使われた植物でした。ただ、近年の健康食ブームに乗って、野菜として広く栽培されるようになり、私たちの食卓にのぼるようになりました。

つるむらさきの花は、金平糖に似た甘さがあり、花弁はなく、5枚の萼片(がくへん)が薄いピンク色や薄い藤色をしています。濃い紫色の果実1つにつき、種が1粒入っています。

夏から秋にかけて、丸みのある白やピンクの花を咲かせ、葉やつる、花の全てが食用にできます。お浸しやサラダに天ぷらなどにしても美味しいです。

刺身のツマやちらし寿司などにも利用されます。