紅菜苔(コウサイタイ) 福岡産

 

 

コウサイタイ(紅菜苔)は中国揚子江中流地帯が原産と言われる二年草で、チンゲンサイ(タイサイ)やターツァイ、また、身近なキャベツやハクサイなどと同じアブラナの仲間になります。

 和名は紅菜花(ベニナバナ)と呼ばれ、とう立ちした花芽とその若い茎や葉を食べます。同じように花芽を食べる「菜の花」と同じく、なばな類と言えます。

菜の花にはない赤紫の色素、アントシアニンが含まれています。しかし、これは茹でると鮮やかなグリーンになります。紫のブロッコリーなども同じですね。色素は茹で汁に溶けだし、湯が黒っぽく変色してしまいます。でも、酢を加えて茹でると色をある程度残すことができます。

コウサイタイ(紅菜苔)は菜の花の様な苦味が感じられません。味にクセもなく、茎はほんのりとアスパラの様な甘味を感じます。軽い歯触りがあり、茹でると少しヌメリもでて、非常に美味しいです。